
皆さんこんにちは!
ヒモト設備工業株式会社、更新担当の中西です。
誤作動?老朽化?法改正?😵💫
前回は、消火設備業の基本的な役割についてお話しました。
今回はもう一歩踏み込んで、
**「現場で実際によく起きている課題」や「これからの消火設備の方向性」**について、
少し専門的な内容も交えながらお伝えしてみたいと思います💡
「最近、火災報知器の誤発報が増えて困っている…」
「そろそろ建物も古くなってきたけど、何から手をつければいい?」
「法令改正ってニュースで聞いたけど、うちには関係あるの?」
そんな不安や疑問をお持ちの方に、
“今、見直しておきたいポイント”を3つに絞ってお届けします🔥
目次
ビルや施設のご担当者さまから、
ここ数年とても増えているのがこのご相談です👇
「火災じゃないのに警報が鳴ってしまって、テナントさんや利用者さんからクレームが…」
誤作動=故障、と思われがちですが、
実はその背景にはさまざまな要因が絡んでいます。
熱感知器・煙感知器の内部部品が古くなる
ホコリ・油分・ヤニなどがたまって誤検知を起こしやすくなる
感知器には、交換の目安年数が決められているものも多く、
古いまま使い続けていると誤報が増える傾向があります。
新しくエアコンや換気設備を増設した
間仕切り壁を変えた・天井の一部を改装した
こうした変更によって、
煙の流れ方
温度分布
空気の動き
が変わると、本来想定していた感知器の配置と合わなくなることがあります。
以前は事務所だった場所が、喫煙スペースの近くになった
工場内のライン変更で、蒸気や粉じんが出るようになった
こうした変化に、設備側の調整が追いついていないケースも多いです。
誤作動に悩む現場では、ついこういう声も出てきます👇
「感度を落としてもらえませんか?」
「この感知器、切ってもいいですか?」
お気持ちはとても分かります…。
しかし、単純に感度を落としたり、切ってしまったりすると、
本当に火災が起きたときの発見が遅れるリスクが高まります。
私たちが提案するのは、
感知器の種類や位置を見直す
空調・換気とのバランスを再検討する
要所だけ感度の違う感知器に変える
防煙・防火区画の取り方や扉の仕様を見直す
など、**「誤報を減らしつつ、安全性は確保する」**ための総合的な対策です💪
建物の築年数が20年、30年を超えてくると、
消火設備も同じだけ年月を重ねていることになります。
天井裏のスプリンクラー配管内部の腐食
ポンプ・モーターのベアリングやパッキンの劣化
バルブの固着・開閉不良
非常電源・バッテリーの寿命
外から見える範囲ではキレイでも、
いざ水圧試験や内部確認をすると、
思った以上にサビが進行していた
一部の系統で漏れが起きていた
ということも珍しくありません😣
老朽化対策として、
「全部新しくする」のが理想…ではありますが、
予算や営業への影響もあり、現実的には難しいことも多いです。
そこで私たちがよく使う考え方が、この3つの視点です👇
「火災時に致命的な影響が出る」部分から優先
→ ポンプ・主要配管・スプリンクラーヘッドなど
故障が多く、毎年修理費がかさんでいる機器
部品が入手しづらくなっている古い機種
こういったものは**ライフサイクルコスト(LCC)**の観点でも見直し候補です💴
今後、テナント構成が変わる予定
用途変更・増築の構想がある
そんな場合は、
**「どうせなら、将来も見据えた仕様にしておこう」**という視点も欠かせません。
ニュースや業界紙で、
「火災予防条例が改正」
「スプリンクラー設置義務の範囲拡大」
といった文字を見ることも増えてきました。
「うちは対象なのかどうか分からない…」
「そのうちお知らせが来るんじゃないの?」
と様子見になってしまうケースもありますが、
建物の用途・規模・利用者によっては、既に対応が必要な場合もあります。
私たち消火設備業者は、
最新の法令・基準の内容をキャッチアップ
建物ごとの適用範囲を確認
必要な対策や猶予期間について、分かりやすくご説明
するのも大事な役割の一つだと考えています😊
最近は、消火設備の世界にも少しずつ“デジタルの波”が来ています🌊
遠隔監視システムで、警報盤の状態をオンラインで確認
点検結果をタブレットで入力し、そのままクラウドで管理
一部の機器は、状態監視機能で異常兆候を早期検知
など、
「紙と目視だけ」だった点検から、一歩進んだ仕組みも整いつつあります。
とはいえ、
最後に現場で配管や機器を見て、触って、判断するのはやはり人間👀🧑🔧
デジタルで“見える化”
人の目と技術で“診る”
この組み合わせで、
より確実な安全につなげていきたいと考えています✨
最後に、建物のオーナー様・管理会社様・設備担当者様に向けて、
消火設備業者とうまく連携するためのポイントをいくつかご紹介します👇
「最近よく警報が鳴る場所・時間」
「ポンプ室からの音や振動の変化」
「利用者から上がった声(例:非常ベルの音が小さい気がする)」
こうした情報は、点検時の重要なヒントになります。
空調機の増設
間仕切り変更
用途変更(例:物置 → 休憩室)
これらは、消火設備の“前提”を変えてしまう要素です。
工事の後から「実は…」と相談されるより、
計画段階で一緒に考えた方が、結果的にコストもリスクも減らせることが多いです😊
点検報告書の内容
消防からの指摘事項
法令の説明
難しい言葉が並んでいることも多いですが、
「正直よく分かっていません」と言っていただくことの方が、むしろありがたいです。
私たちは、
図や写真を使ったり
実物を指さしながら説明したり
将来の計画も含めてメリット・デメリットを整理したり
しながら、できるだけ“腹落ち”していただけるご説明を心がけています📘
誤作動・老朽化・法令改正は、どの建物にも起こりうる“今の課題”
“とりあえず様子見”や“感度を落とすだけ”は、いざというときのリスクを高めてしまう⚠️
優先順位をつけたリニューアルや、用途・将来計画も含めた見直しが大切
デジタル化も活用しつつ、最後は現場を知る人間の目と技術が決め手👀🔧
私たち消火設備業は、
「火事をゼロにすること」はできません。
でも、
火災の被害を最小限に抑えること
初期消火や避難の“時間”を稼ぐこと
日々安心して建物を使っていただけるようにすること
には、確かに力になれる仕事だと信じています🔥
もし今、
誤発報に悩んでいる
古い設備が心配
法令や点検についてモヤモヤがある
という方がいらっしゃれば、
「相談だけ」でも大歓迎です😊
“何も起こらない毎日”を、当たり前に続けるために。
これからも一本一本の配線・一台一台の機器と真剣に向き合いながら、
皆さまの建物を陰から支えていきたいと思います🚒✨
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